白い秋

看護師の村田です。

小田原に住んだ文学者のひとり、北原白秋の号にもあるように秋は「白」で形容されます。

これは古代中国の陰陽五行説がもとになっています。

 

「白秋」とは、人生の中年期をさします。春に青く芽吹き(青春)、朱(あか)く燃える夏を過ぎて(朱夏)、白く穏やかな秋を迎えるというところでしょうか。

論語には「60にして耳従う」とあります。60歳は周りの意見に素直に耳を傾けられるようになる年代という意味です。

 

翻って日本では万葉集に、

「君待つと わが恋をれば わが屋戸の 簾動かし 秋の風吹く」(額田王)

とあるように、秋は人恋しい、少し寂しいイメージです。

 

でも「白秋」とはあくまで「穏やかな時期」という意味です。夏のような力強い時期を過ぎて、周りと協調しながら能力を発揮できる、円熟期と言えます。

そして秋は収穫の時期。「白秋」は人生の収穫期。おいしいものを食べながら、楽しく健康に過ごしましょう。